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米国会議員106人 臓器狩り証拠公表を要求

2012年10月20日
【新唐人2012年10月20日付ニュース】10月4日、米国連邦議会の議員106人が連名で米国務院に対し、すでに掌握していると思われる中国共産党による生体臓器狩りに関する資料の公表を求めました。同時に、アメリカがすでに証拠を掌握しているのであれば、この罪悪の制止のために、直ちに手を打つべきだと指摘しています。
 
この連名書簡はアメリカの民主党および共和党のベテラン国会議員が共同で発起(ほっき)し、106人の国会議員が署名し、クリントン国務長官に提出されました。
 
書簡にはこのような内容が書かれています。“2001年、中国人医師・王国斎(おうこくさい)氏が下院公聴会で死刑囚の臓器摘出に関与したことを証言。その後、さらに多くの事実が告発された。今年9月12日、米国会で開かれた”宗教および政治的異見者からの生体臓器摘出“に関する公聴会では、中国の病院と医師が生きた法輪功学習者やウイグル人、チベット人、キリスト教信者から強制的に臓器を摘出していることが指摘された”
 
 “国務院には、すでに掌握している中国の臓器移植乱用の罪悪に関する全ての資料、王立軍が成都の米国総領事館に提供した資料を含むすべての資料の公表を求める。米国がすでに証拠を入手した場合は、措置を取ってこれらの恐ろしい罪悪を制止すべきである”
 
時事評論家 林子旭さん
「生きた法輪功学習者からの臓器狩りの罪悪は中共の急所です。百人の議員が連名書簡を出したことは全世界で生体臓器狩りを公に討論できる可能性をもたらし、中共の臓器狩りの罪悪を世界に曝け出すことができます。そうなると、中共は存続できなくなり、ナチスよりも邪悪な中共はまもなく唾棄され、審判を受けることになるでしょう」
 
カナダの人権派弁護士デービッド・マタス氏とカナダ元国会議員デービッド・キルガー氏が共同で執筆した中国の法輪功学習者からの生体臓器狩りに関する報告書によると、2000年から2005年までの6年間、中国では6万件の移植手術が行われ、うち41,500件は臓器の出所が不明です。報告書では52の証拠を列挙して、生きた法輪功学習者の臓器が摘出され、臓器移植に使われていると指摘しています。
 
中国吉林省出身 房思邑さん
「深夜1時頃に軍医が来て、私を手術室に入れました。私は本能的に叫びました。 『私は法輪功学習者です。610弁公室と465部隊、国家安全局に迫害され、このようになりました。皆 来て見てください』。私の叫び声で病院に付き添いに来ていた人達が皆 出てきました」
 
今年5月24日、米国務院が発表した“2011年度国別人権報告書”では、中国の法輪功学習者からの生体臓器狩りの事例に初めて触れました。7月25日、マイケル・ポスナー米国国務次官補は、王立軍が米領事館に提供したとされる生体臓器狩りの情報に関する記者の質問に対し、“アメリカは自国大使館と自国報告書による大量の情報を持っている”と答えました。
 
在米中国人医師 王文怡さん
「薄熙来がトップを務めていた期間中、法輪功学習者に対する生体臓器狩りも彼が遼寧省長を務めていたとき、遼寧省瀋陽市の蘇家屯で発生しました。公安、検察、裁判所も彼の絶滅政策を知っていたので、ここまで大胆に臓器狩りができたのです」
 
アメリカの雑誌“健康と生活”の編集長を務める王さんは、世界最大の国際移植ネットワークおよび中国の主な臓器移植サイトはいずれも瀋陽(しんよう)に拠点があると指摘。外国向けの臓器の販売価格は、角膜が3000ドル、腎臓が12万ドル、心臓が18万ドル。
 
9月18日、ワシントンタイムズにはクリス・スミス下院議員の文章が掲載されました。文章にはこのように書かれています。“政府によるこの恐ろしい行為はすでに人類の受け入れ能力を超えて、全ての言語の限界に挑戦している。さらには、”残虐“、”野蛮“などの言葉でも、その恐怖は筆舌に尽くしがたい。”
 
新唐人テレビがお伝えしました。
 
 
(翻訳/坂本 ナレーター/佐藤 映像編集/工)
 

 

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